花の店ゆき　梅が岡店の日々

こんにちは、てんちょうです。

すっかり暖かい毎日になって、体が楽で過ごしやすいです。
でも、あったかくなると、風の強い日が多くなります。
そうすると…花粉、飛んでますね。
私は花粉症ではないのですが、あまり花粉の多い日には
のどが腫れたように痛くなって、声が出にくくなります。

これから、黄砂も飛んできますし、
あったかくなったらなったで困ることはあるんですね…


さて、「シーズン到来」といっても、花粉だけじゃないんです。
３月の１日から３日は高校の卒業式、
半ば頃には中学校の卒業式、
２０日すぎると小学校と大学の卒業式。そう、「卒業シーズン」到来です。



バラやガーベラを１本だけくるっと包んだり、
小さいブーケを卒業する先輩のために人数分用意したり、
もちろん、「卒賞のお祝いにお花をお届けして」というご注文も。
画像のお花は、早速ご注文いただいたミニブーケです。
先輩６人に一つずつ、合わせて６個。３個ずつまとめて花瓶に支度してあります。

普段の営業時間は朝９時半からなのですが、
卒業式のシーズンはどうしても、朝はやくお花が必要になりますので、
７時でも８時でも、学校までお届けしております。

以前は草薙に支店がありまして、県立大学へいく道筋だったので、
大学の卒業式の日には朝６時過ぎから花束のラッピングをしていました…
個人的に朝早いのはあまり強くないのですが、大学生がお花を受け取るとき、
「あ、かわいいっす。ありがとうございます！」とニコニコして受け取ってくれると
こちらもうれしくて眠気も飛ぶ気分でした。

お花をお渡ししてにっこり、お届けしてにっこり。
その瞬間が、花屋として一番うれしいときだなぁとおもいます。



さて、春になると、結婚式のシーズンもやってきます。
花嫁さんのドレスは肩や腕が出て、冬はちょっと寒そうですが、
これからは思いきりかわいいドレスを着てもだいじょうぶですね！



土曜日の朝、清水のカトリック教会にて、お花の装飾をしてきました。
足下は畳で、靴を脱いで上がる、地元に密着した昔からの教会です。



聖台の両脇と足下に、大きく白いお花を生けました。
教会の装飾は左右対称が基本です。そうすることで、フォーマルな印象の空間になります。
必ず百合を入れて、しっかりとしたスタイルのお花になるように心がけています。



今回は、バージンロードのお花にチューリップを使ってみました。
教会の中は寒いので、あまり大きく広がらずにちょうどいい形のままでいてくれます。
普段はバラや蘭を使うのですが、季節感があってかわいいなぁ、と思ったりします。



大きい聖母マリア像の足下には、百合を大きく使ったアレンジにしました。
ちょうど日が射して、厳かな雰囲気…

いつものパーティー会場とはちがう、落ち着いた空間でのお花の装飾でした。

それではまた。